用語解説|船橋市 動物病院 【あおぞら動物病院】

アレルギー性皮膚炎

正常な犬なら全く問題とならないような抗原(アレルゲン:アレルギーの原因となる物質)により体が過剰に反応し、その結果、皮膚が赤く炎症を起こしたり、痒みを伴ったりする皮膚病です。
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アトピ-性皮膚炎

アレルゲンを体内に取り込み、それに対する過剰な生体反応として起こる皮膚炎で、遺伝的な素質が関与した痒みを主徴とした慢性皮膚疾患です。多くは3歳までに発症します。
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アレルギーの治療法

基本的な考えとしてアレルゲン(アレルギーの原因物質)の除去が治療の大前提です。ヒトで現代病とも言われるアレルギーの代名詞「花粉症」では花粉が無い時期には発症しませんよね。それと同じように犬でも、アレルゲンを取り除いてあげればアレルギーに悩まされる心配がなくなるわけです。 ただし、これらアレルゲンを環境中から完全に取り除くことは困難です。そのため、これと併用したほかの治療法が必要になってきます。

アレルゲンの除去

アレルギー検査の結果から推定されるアレルゲンを取り除きます。

ハウスダストマイト

ハウスダストマイト(チリダニ)
ホコリの中に存在する体長0.2~0.4㎜のダニ。死骸もアレルゲンとなります。温度20℃、湿度40%を超えると増えていきます。エアコンで室温20度前後、湿度を40%前後に維持します。また、床はフローリングだと掃除しやすくダニを減らす為には有効です。掃除機はなるべく丁寧にかけ、ホコリのたまりやすい部屋の隅やワンちゃんが大好きなソファーやふとんなどは特に注意です。

植物

植物アレルギー
春先のスギ花粉以上に多いのがイネ科植物の花粉です。もし、室内犬であるのなら、花粉の時期(地域にもよりますが5月~10月)はできるだけ室内で過ごさせるようにしてあげましょう。

ノミ

ノミ
外気温あるいは室温が15度以上あると卵から孵化します。ノミが寄生すると、アレルギー体質ではない犬でも痒がりますが、アレルギー体質の犬では吸血するときに入る唾液が刺激となります。
現在は、ノミの予防・駆除に優れた製品がいろいろ出ていますので動物病院でご相談ください。

食事

獣肉、卵、牛乳、魚、とうもろこし粉、大豆、小麦などあらゆる食品がアレルギーの原因となりますが、食餌性のアレルギーが疑われた場合は可能な限り原因となる食品を除いた処方食を使用します。

シャンプー

皮膚についたアレルゲンの除去、保湿、感染予防等の効果があります。アレルギー性皮膚炎では皮膚が乾燥してフケ症になることも多いので保湿成分が含まれているものや低アレルギー性のもの、殺菌成分を有する薬用シャンプー等で週に1回程度洗ってあげるようにします。また、ベトッとした脂漏性の皮膚の場合は、毛を短く刈って、脱脂作用のあるシャンプーで洗ってあげます。

薬物療法

ステロイド剤

ステロイドとは体の副腎といわれるところや生殖器の性腺で作られるホルモンで、アレルギーの治療では副腎から分泌される副腎皮質ホルモンとよく似た作用を持つ合成副腎皮質ホルモン(プレドニゾロン等)が用いられる。用量により抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用等がある。間違った使い方で感染症や糖尿病、副腎不全等様々な副作用が見られることがある。この薬の有用性と副作用について十分に十分に理解した上で使用する。正しい使い方をすれば驚くほどの効果が見られる。

抗ヒスタミン薬

ヒトの抗アレルギー薬として使われることも多い。副作用として「眠くなる」場合があるが、基本的に副作用は少ない。犬の場合、痒みを引き起こす原因物質としての役割は少ない(プロテアーゼというものが主体)のでステロイド剤のような劇的な効果は期待できない。主にステロイドの投与量や投薬期間を短くする目的で使用します。 数種の抗ヒスタミン薬(ジヘンヒドラミン、ヒドロキシジン、クロルフェニラミン等)を一週間ずつ投与して、最も有効な薬剤を探します。

抗生物質

アレルギーによって二次的に引き起こされる細菌性皮膚炎の予防・治療に用います。また、ステロイド剤によって体の抵抗力が低下するので、併用して飲ませる場合があります。

処方食・サプリメント

食餌が原因の食餌性アレルギー性皮膚炎では、特に重要なものがアレルギー用処方食です。アレルギーの原因となりやすい食品を除いたもので作られています。ただし、おやつなどを与えずに最低1ヶ月以上はこの処方食のみで様子をみないと、効果が判定できません。また、アレルギー用処方食やサプリメントの中にはOmega-3とOmega-6脂肪酸という天然の抗炎症成分を含むものもあり、食餌性のアレルギーではない犬にも効果がみられることがあります。

減感作療法

体が反応するアレルギー物質を少しずつ注射して次第にその量を増やしていき、体に慣れさせる治療法です。薬物療法が対症療法的であるのに対しこの治療法は積極的な治療といえるかもしれません。治療の成功率は約50~70%だそうです。しかし、最初の1か月は2日に1回投与が必要で、それ以降の維持にも月1回の注射が必要となります。注射液はアメリカからの輸入に頼るしかないので、治療費も必然的に高額になります。 近年、ダニの体の一部の成分を利用した減感作療法(アレルミューン)が登場しました。週一回の注射×6回で効果が期待できます。
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ステロイド剤の副作用

副作用は投与量、投与期間、累積投与量に依存します。少量で短期間の場合、重篤な副作用の発生頻度は比較的少ない。効果は劇的なので、悪い面ばかりにとらわれず、愛犬のQOLを考えてあげることが肝要。
間違った使い方(長期間多量に使用)をすると副作用が現れることがある。
また、高用量あるいは続けて飲ませていたあと、急に中止すると急激なホルモンの減少により体調不良を起こす恐れがあるので少しずつ減量していく。担当の獣医師とよく相談してください。

重篤な副作用

抵抗力がなくなることによる感染症の増加

胃粘膜の分泌低下による胃や腸の潰瘍

医原性クッシング症候群

よくある副作用

食欲増進および体重の増加

飲水量増加と多尿

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クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

この病気の症状はゆっくり経過していきます。初期の兆候としては多食(たくさん食べる),多飲多尿(たくさん水を飲んでおしっこをする)がみられます。進行するとポットベリーといってビール腹のように腹が膨れたり、痒みを伴わない左右対称性の脱毛がみられる。筋の脱力のためにジャンプや階段登行が困難になったり,無気力になる。飼い主には老化現象と勘違いされて見落とされることも多い。このうち、薬などの原因で発生するものを医原性のクッシング症候群と分類する。
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ミクロフィラリア

ミクロフィラリア
 フィラリア(犬糸状虫)の成虫が産出する体長0.3㎜くらいの子虫です。この子虫が成虫に成長することはありません。成虫になるには蚊の体内で感染幼虫に成熟し、犬の体内に侵入する必要があります。
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予防期間

ミクロフィラリア
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フィラリア症の症状

ミクロフィラリア

肺動脈寄生例

 成虫が肺動脈内にのみ寄生している例で慢性例とも呼ばれます。症状を示すのは、寄生犬の30~40%といわれていて、症状を現わさない例の方が多く見られます。軽症例では、運動時・興奮時に軽い咳がみれれます。中等症例では咳に加え、貧血、体重の減少、呼吸困難、失神などが見られるようになります。重症例ではこれらの症状がさらに進み、 腹水でお腹がパンパンになり、黄疸、元気、食欲の喪失などがみられるようになります。また、咳に血液が混じることもあります。こうなるともう幾らも寿命は残っていません。感染から末期症状を程するようになるのにだいたい2~3年といわれています。                

大静脈症候群

 主に3歳以上の犬に、早春から夏にかけて好発します。突然の元気・食欲の消失、呼吸困難、血色素尿(レンガ色の尿)、重度の貧血、黄疸などが起こるため、急性フィラリア症とも呼ばれます。このような症状を示した場合、緊急の手術が必要です。気づかないでいると24~48時間で死亡してしまうこともあります。
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膝蓋骨内方脱臼のグレード

グレードⅠ 臨床症状はほとんどなく、時にスキップのような歩様を呈する。膝蓋骨は通常正常な位置にあるが、用手によって容易に内方に脱臼する。
グレードⅡ 患畜は特に寝起きの歩き始めなどに患肢を挙上するが、歩行中に自然に脱臼は整復される。膝蓋骨は触診上脱臼していることも多いが極めて容易に整復される。
グレードⅢ 膝蓋骨は常に脱臼の状態にあり、用手での整復は可能であるが、手を離すと再び脱臼する。X線検査では中等度(30~60°)の脛骨の内転とそれに伴う大腿骨・脛骨間のS字状の変形が認められる。
グレードⅣ 膝蓋骨は常に脱臼しており、かつ用手で整復することは不可能である。X線検査では重度の脛骨の内転と肢軸のS字状変形が認められている。
講談社 「獣医外科手術」より抜粋
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猫伝染性腹膜炎

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