あおぞら動物病院 院長コラム

動物病院でも内視鏡が活躍しています

      2015/06/12

動物病院の内視鏡

 ンちゃんや猫ちゃんで異物の誤食や誤飲のトラブルは結構な頻度で発生しています。
お電話で「〇〇〇を食べてしまったのだけど大丈夫か?」、「△△△を飲み込んでしまいました」といった相談は週に1・2件はあるのではないでしょうか。

 お問い合わせいただいた場合でも、お電話で解決しそうなものが2割程度で、ほとんどのケースでは来院していただきます。ご自宅でできることが少ないことと、処置を急いだ方が良い場合が多いからです。

 非常に危険なのは、ご家族が服用しているお薬で、体が小さい動物たちは簡単に中毒を起こしますし、吐かせようと思ってもすでに体に吸収されているケースがほとんどです。

 逆に、時間がたって心配になったのか、診療終了間際にご連絡いただくこともありますが、非常に動物病院泣かせの事例になります。だって、間違いなく帰宅時間が数時間は遅くなりますもの(涙)。
まぁ、そんな仕事なのでニコニコしながら手早く対処します(苦笑)。

 冗談はさておき、実際には来院された場合は詳しくお話をお伺いして、飲んでしまったものと同様のものがあれば持参していただきます。

 一番厄介なのが、食べたかもしれないし食べてないかもしれないといったはっきりしないケースで、レントゲンでは布やビニール、小さなプラスチック等ははっきり映らないため腸閉塞の可能性が高ければ半日がかりのバリウム検査が行われます。
結局食べていないケースや数日かけてウンチに出てきたりするケースもあります。

犬猫の異物の誤飲・誤食

 

 もし飲んだのが間違いなかったり、レントゲンで胃の中に見つかった場合は、まず催吐処置(吐かせるお薬で嘔吐させる)を行います。通常、嘔吐できる形状や大きさのものは診察室でゲェーっと吐いてくれて一安心。

 吐いたけど異物が出てこない場合は内視鏡(胃カメラ)の登場です。船橋市の動物病院でも内視鏡の導入されている病院がかなり増えました。
 この装置が無い動物病院の場合は、内視鏡のある病院を紹介したり、あるいは内視鏡のことは口に出さずにそのまま開腹手術です(ちょっと私、毒吐いてます?)。

 内視鏡で摘出できないもの(形がイビツで食道に傷を付けそうなものやつかみどころがない球体など)もありますが、ゲームセンターのUFOキャッチャーのごとくスタッフ応援のもと真剣に画面を睨めっこです。

 鉗子で挟んで口から取り出した際には大きな拍手と歓声が沸き起こります。至福の瞬間です。

 幸いにして開腹手術をまぬがれたワンちゃん猫ちゃんは麻酔が覚めれば日帰りで帰ることができます。本人もご家族も喜びます。

 もちろん、毎回うまくいくとは限りませんのでできるだけ普段から飲み込みそうなものに注意するようにお願いいたします。

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