ウサギさんに人気です。動物病院専用バニーセレクションプロ

動物病院でのウサギフード

サギ飼いの方では『バニーセレクション』というラビットフードをご存知の方も多いかと思いますが、この度このバニーセレクションに動物病院専用の『プロ(PRO)』が発売されました。

この製品の大きな特長はパッケージにも大きく記載されていますが、『グルテンフリー』いわゆる小麦粉不使用ということです。

ウサギさんの重要な病気の一つ、消化管のうっ滞毛球症などの原因の一つとされているつなぎとしての小麦粉を一切使わないことで、一つ進んだラビットフードとして開発されました。

嗜好性もかなり良い製品らしく、試しに購入された方のリピート率も高い印象です。全製品に腸まで届く『乳酸菌(EC-12株)』も配合。

正直なところ、今までウサギ飼いのオーナー様からどのフードが良いかと相談を受けても、「食物繊維量の多いペレットがいいですよ」なんて答えしか出せなかったのですが(だってウサギさんって味の好みがうるさいですし・・・。)、この製品ははじめて病院の受付に陳列する気になりました。

万人受けする(人じゃない?)製品ではないかもしれませんが、嗜好性が合うようでしたらメインの牧草の副食としてはおすすめの逸品です。225~250gの小袋が4袋入っっている包装なので、一度に少量しか食べないウサギさんでも安心です。

簡単ですが各商品の説明です。

【メンテナンス】

5歳未満のアダルトウサギ用にはメンテナンスが適正フードです。「チモシーヘイ」と「ミックスヘイ」の2バリエーションありますが、チモシー牧草が大好きなウサギさんと、チモシーを含む5種類の牧草を使った贅沢仕様?のものがあります。

動物病院 ラビットフード メンテナンス動物病院 ラビットフード

 

【シニア】

5歳~7歳のウサギさんシニアが適正フードです。腫瘍の抑制効果があるといわれているβグルカンが配合されています。子宮がんの発生が多い年齢になりますので女の子のウサギさんに特におすすめします。

ウサギのフード

 

【スーパーシニア】

7歳からのウサギさんはスーパーシニアが適正フードです。関節と皮膚に配慮してグルコサミンとコラーゲンが配合されています。脚力の弱ってきた高齢ウサギさんにいかがでしょうか。

ご長寿ウサギ

バニーセレクションプロを与える量ですが、メーカー指定の一日分体重1kgあたり40gだと、動物病院が推奨する給餌量より多すぎる印象です。牧草をしっかり食べることによって、不正咬合や消化管のうっ滞を予防することができるため、一般的には6か月以上の大人のウサギさんでは体重の1.5%(体重1kgにつき一日15g程度)が理想だと考えられています。

大好きなペレットフードでお腹をいっぱいにしてしまうと牧草を食べないウサギさんになってしまうことがあります。少し発売元のイースター株式会社さんの考えと違っていますが、牧草を主食にペレットはおかずのようにイメージするとちょうど良いのではないでしょうか。

ウサギさんの飼い方について簡単ですが、ホームページの方でご紹介しています。よろしければあおぞら動物病院のウサギの解説の方もご覧ください。

船橋市のあおぞら動物病院