あおぞら動物病院 院長コラム

動物病院にてワンちゃん用ワクチン不足中

      2017/05/26


犬のワクチン

 久しぶりのコラム更新となってしまいました。毎年この時期(3月~5月)は狂犬病予防接種やフィラリア・ノミダニ予防と重なってどこの動物病院も1年で一番忙しい時期になっています。お忙しい中いらっしゃった飼い主様や病気の動物さんたちの待ち時間の短縮に日頃から力を入れているつもりですが、大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ありません。
 

 この時期は、毎年ワンちゃんの混合ワクチンの接種も多いのですが、困った問題が発生しています。

 昨年秋くらいから始まっていたようですが、とあるメーカーさんのワクチンが出荷停止になってしまったらしく、その頃からそのワクチンを採用していた先生方が他のメーカーのワクチンを模索していたようでした。

 当院は開院以来、京都にある京都微研という会社のワクチンが安全性の面で優れていると判断し採用してきました。原則、当院の患者様のワクチンはこの会社の「キャナイン6Ⅱ」か「キャナイン9Ⅱ」を接種させていただいております。

 情報不足なことと、ワクチン不足の連鎖で動物病院業界全体がワクチンを買い占めする流れがあまりに急速だったため(どちらの動物病院も普段の倍以上のワクチンを確保した)、当院採用のワクチンにもしわ寄せが来たようです。5月中旬についに、6種ワクチンが当院から姿を消してしまいました(開業11年でこんなことは初めてです)。

 ワクチンは生産・出荷量が管理されているらしく、なかなか増産が自由にできないそうです。現在全メーカーのワクチンが入手困難になっています。

 幸い、愛知県にある友人の動物病院から20頭分、また昨日ディーラーさんから10頭分入荷できました。 引き続き、犬用ワクチンが不足している状況が続きそうですが、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 ワクチン接種にいらっしゃったのにワクチンが打てないという状況はどうしても避けたいのですが、6月以降ワクチンが欠品している可能性もありますので、恐れ入りますが、この記事をご覧になったオーナー様でワクチン接種の時期が近付きましたらお手数ですが在庫確認のご連絡をいただけたらと思います。四方手を尽くして在庫維持に努めますので、どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。

 追伸:2017年5月26日現在、ワンちゃん用のワクチンは十分流通しております。このコラムのように昨年は全国的なワクチン不足で大変な思いをしました。わんちゃんオーナーの皆様にも大変ご迷惑をおかけしました。船橋に動物病院開業以来、当院では京都微研のキャナインというワクチンを標準に使用していましたが、流通が安定しないため昨年から共立製薬の5種混合ワクチン(キャニバック5)という製品に変更しました。今までのワクチン同様、国内生産の製品です。もうそろそろワクチンをキャニバック5に変更して1サイクルするので、2回目のワクチンになるワンちゃんもいらっしゃると思いますが、現在のところワクチン接種後の副反応もみられず、安全性の高いワクチンと感じております。しばらく、ワクチンが変更になることでご不安やご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


 - お薬や注射のこと