動物相談Q&A|船橋市 動物病院 【あおぞら動物病院】

子犬のワクチンは1回接種だけではだめなのでしょうか?

最近では、ブリーダーさんやペットショップの希望で早い時期に1回目のワクチン接種を行っているケースが多くなりました。

幼少期は母犬からの移行抗体でウイルスなどの外敵から守られているのですが、その免疫が持続する期間は個体によって様々です。悪いことに、この優秀な移行抗体が残っている時期に、ワクチンを接種するとワクチン自体が中和されてしまう場合があります。
ですので、1回目のワクチンが不十分だった可能性を考えて追加接種が勧められます(ワクチンの種類や接種時期により追加のワクチンの種類や回数が変わります)。

また、ワクチンを追加接種するもう一つの理由に『ブースター効果』というものも知られています。これは全ての動物(人も含む)に当てはまります。

ブースター効果とは・・・1回目のワクチンあるいは感染で基礎的な免疫が作られます。これに、もう一度同種ウイルスの感染あるいはワクチンを曝露させることによって免疫力を増幅させるというものです。

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うさぎを飼いました。健康診断にうかがいたいのですが注意点はありますでしょうか?

うさぎさんは犬猫と違いワクチンやフィラリア等の定期的な予防がありません。病気になってはじめて動物病院に連れて行くケースも多い動物さんです。

若い頃は、骨折や寄生虫による下痢など、命にかかわるような病気も多く発生します。うさぎさんの場合、飼い方や食事管理が病気の発生と寿命に大きくかかわります。ネットや書籍によってもいろいろな情報が手に入りますが、一度うさぎのプロのアドバイスも聞いてみてください。うさぎに詳しい獣医師だからできる病気にさせない飼育方法を細かく指導させていただきます。

うさぎさんを家族に迎えたら、爪切りがてら遊びにきてください。その際にお口のチェックや皮膚のチェックも行います。検便もいたしますので、その日の便も捨てないで持ってきてください。

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あおぞら病院ではどのような手術が可能ですか?

外観からはわかりにくいのですが、病院の奥には内視鏡や電気メス、超音波メス等の医療機器を備えた手術室を設けております。専門性の高い手術はできませんが、以下のような手術は日常的に行っております。

消化器疾患

内視鏡による異物摘出、開腹による胃・腸などの異物摘出、胆のう摘出術、巨大結腸症に対する亜全摘結腸切除術、胃・腸管腫瘍摘出

歯科手術・口腔内外科

歯石除去、抜歯処置、軟口蓋長症、唾液腺摘出術、声帯切除術

泌尿生殖器疾患

去勢・避妊手術、子宮蓄膿症、膀胱結石摘出、膀胱腫瘍摘出、腎臓摘出、卵巣腫瘍摘出、子宮がん摘出、精巣腫瘍摘出、尿道結石摘出術、尿路変更術、陰睾丸(潜在精巣)摘出術

整形外科手術

膝蓋骨脱臼整復術椎間板ヘルニア、骨折整復術、断尾術、抜爪術

腫瘍性疾患

乳腺腫瘍摘出術、各種体表腫瘤摘出、脾臓腫瘍摘出、レーザーによるイボの蒸散、肥満細胞腫摘出、膀胱腫瘍摘出、腎臓腫瘍摘出、子宮がん摘出、骨腫瘍に対する断脚術

眼科疾患

眼瞼腫瘍摘出、チェリーアイ整復術、瞬膜フラップ、角膜縫合術、眼球摘出術、眼球脱出の整復

その他

会陰ヘルニア、臍ヘルニア、鼠径ヘルニア、腹壁ヘルニアなどの整復

当院で不可能な手術は適切なセカンドオピニオンをご紹介いたしますのでご相談ください。

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避妊・去勢手術のメリット・デメリットを教えてください。

外飼いが多かった昔と違い、現在では不妊手術の目的は「望まれない繁殖を防ぐ」というものから、「性ホルモンに関係する疾病や問題行動を防ぐ」というものに変わってきました。
不妊手術はかわいそう・自然の摂理に反していると考える飼主さんもいるかもしれませんが、人社会に共存するワンちゃん・猫ちゃんの健康にとって、非常にメリットの多いものとなっています。

犬でのメリット

オス犬の場合は、一般的に攻撃性が低下すると言われています。また、老化に伴って増加する精巣や肛門周囲の腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニアなどに患りにくくなります。発情期のストレスから解放され、マーキング行為も少なくなります。

メス犬の場合は、望まれない妊娠を防ぐことができ、発生率の高い、乳腺腫瘍子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、鼠径(そけい)ヘルニアを防ぐことができます。また、生理と発情期のストレスがなくなり、散歩時にオスが寄り付かなくなります。

猫でのメリット

オス猫の場合、マーキング(スプレー行為)が減少します。放浪したりオス同士のケンカが少なくなるので、怪我や伝染病になる危険性が減少します。

メス猫の場合、発情期の鳴き声が軽減され、発情期のストレスやマーキングが減少します。

デメリット

全身麻酔を伴う手術の為、麻酔薬に対するアレルギー反応の事故等、手術のリスクは皆無ではありません。また、高齢になるほど、手術の負担が大きくなるのは確かです。
しかし、昨今の麻酔技術の進歩により非常に安全性の高い手術になってきました。

もう一点のデメリットとして、肥満になりやすい傾向があるようです。性行動が無くなる事によるストレスの減少、運動量の不足が原因と思われます。
しかし、私たち人間と同じに適切な運動と食事管理で防げることなので、生活習慣に気をつけてあげてください。

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うちの犬の皮膚に出来物(しこり)があります。ガンでしょうか?

高齢の犬猫が多くなってきた現代では、人間の老化現象と同じように腫瘍が出来ることも多くなってきました。

腫瘍といっても、イボのような小さな出来物であったり、全身に転移してしまう悪性腫瘍(ガン)などいろいろなものがあります。

また、腫瘍以外にも細菌や異物などによって引き起こされた腫瘤や、膿・血液などが貯まってできるしこりの場合もあります。

老化現象として様子を見てもよいものもありますが、治療が遅れた為に手遅れとなる場合もありますので、日頃からのスキンシップとして皮膚に何か出来ていないかチェックしてあげてください。

動物病院では、出来物(しこり)のできた経緯(いつからか?大きさの変化はどうか?痛みはあるか?)や、細い針を使って細胞を採取する細胞診、抗生物質などに対する反応をみて、出来物がガンであるのか、それ以外なのかを診断していきます。

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うちの猫が風邪を引いたみたいです。お腹の調子も悪いみたい。市販の風邪薬を与えても良いでしょうか?

猫は、人間や犬などに比べて薬物の代謝・解毒機能が非常に弱い動物です。
猫ちゃんに人間用のお薬を与えるのは、時に命に関わる重大な中毒を起こす場合がありますので、絶対に与えないで下さい。

身近なお薬ですと、風邪薬(総合感冒薬)に含まれているアセトアミノフェンが少量でも肝不全、メタヘモグロビン血症、ショックなど重篤な中毒を起こすことが知られています。
解熱剤として使われているこの成分は体重当たり50mgと少量でも中毒を起こします。試しに市販の風邪薬を見てみると1錠中100mg含まれていました。

また、整腸薬に含まれるクレオソートも猫ちゃんの命を奪う可能性があります。たった2粒で成猫が中毒死してしまうこともあります。

※関連記事:動物用のお薬と人間用のお薬は何が違うの?

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動物の診療費はなぜ動物病院ごとに違うのですか?

動物の医療費制度は人間の病院での医療費のような国民皆保険制度と違い、美容整形での整形手術のような自由診療制度となっています。

病院の規模や技術によって治療をするためにかかっている投資(設備費、人件費、教育費、技術レベル)が違ってきますので治療費に違いが生じてきます。ただし、大きな病院やスタッフの多い病院の方が高いということではありません。

また、自由診療で行われている治療費を無理やり合わせようとすると独占禁止法による違法行為になってしまいます。

このことについてはもう少し詳しくお話いたしますので、当院の『動物の診療費について』をご覧ください。

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専門医のいる病院や大学病院に行きたいのですが。

当院で対応が難しい病気や専門的な知識が必要な病気の場合、専門医や2次診療施設をご紹介させていただいております。原則、無料で紹介状を作成いたします。
専門医へのセカンドオピニオンのご希望がありましたら遠慮せずにおっしゃってください。

など

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室内犬なので狂犬病ワクチンは接種しなくても良いでしょうか?

狂犬病ワクチンの接種は、日本国内で犬を飼う方に対して法律で義務づけられた守らなければならないルールです。現在、日本では狂犬病の発生はありませんが、日本の周辺国では依然として発生があり、日本は常に進入の脅威にさらされています。万が一の侵入に備えた対策が重要となっています。

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