『動物用整形外科セット 犬の骨折』

犬の骨折手術   整形外科 動物病院

 

地域性もあると思いますが、私の診療地域の千葉県船橋市では骨折事故の殆どがトイプードルやポメラニアンなどの超小型犬の前足の骨折です。

もともと骨がもろい小型犬ですので、飼主の腕からすり抜けて落下しただけで骨折が簡単に起こります。

骨折の治療方法には、副木やギブスによる外固定、切開せずに骨をピンで固定する創外固定、切開手術によるピンニングやプレーティングなどがあります。

人間と違い安静にすることが難しい動物たちの手術後の管理は非常に大変です。

どんなに上手に手術を行っても、手術後まもなく再骨折を起こして、飼主さんともども大変残念な思いをすることもあります。

どこの病院でも1例や2例くらい、骨折の治療がうまくいかなかった苦い思い出をもたれているのではないでしょうか。

当院の場合、整形外科を本格的に行っている病院ではないので、重症の患者さんは整形外科を得意とする病院の紹介しています。

ときどき、当院で治療してもらいたいという方もおりますので、最低限の手術道具をそろえていますが、整形外科用の手術器具は1つで10万円以上する器具もあるため、総額数百万円の設備が用意されています。ちなみに、人間で骨折の手術に保険を使わなかったら入院費を入れて100万円以上かかります。

ですので手術の難しさや設備投資、術後の管理を考えるとどちらの動物病院でも骨折の手術は十~数十万円請求せざるを得ない状況です。それくらい大変です。

安心料?お守り?のようなものですが、できることなら骨折を起こさないようにお願いいたします。

コメント