『動物用眼圧計 Tono-Pen(トノペン)』

動物用眼圧計 トノペン

動物の眼科診療に欠かせない医療器具です。目の圧力を測る眼圧計という器具で、目の表面を目薬タイプの局所麻酔で麻痺させたあとに器具の先を接触させることによって目の圧力(眼圧)を測定します。

眼圧とは「目の中の圧力」、つまり「目の硬さ」のことを言います。目の中で一定量の水(房水)が作られ、それと同じ量が目から流れ出ていくことで、眼圧は一定に保たれています。

目の中で作られる房水の量が増えたり、流れ出る量が減ると眼圧は上がり、逆の場合には眼圧は下がります。目を球形に保つためや、目の中の血液の流れをスムーズにするために、一定以上の眼圧が必要ですが、眼圧が高すぎると視神経に障害が出てきます。以前は25㎜Hgまでが正常とされていましたが、最近では20mmHg以下が上限とされています。

近年動物も高齢化社会になってきて緑内障になるワンちゃんも少なくありません。人間と違い初期に発見できることは稀であるため、異変に気づいたら早期の治療を行わないと数日で失明してしまうことも珍しくありません。

ワンちゃんでは人気の柴犬やコッカ―スパニエルなどが好発犬種として知られています。白目が充血して痛がっていたり、目が見えていないと思う場合は急いで動物病院に行ってください。病名に「緑」内障とつきますが、白内障のように白く見えるような色の変化はありません。

動物病院で使う眼圧計にはこのトノペンの他にもトノベットやトノペンAVIAなどの製品があります。

眼圧計 動物病院トノペンAVIA 動物病院 眼圧
トノベットトノペンAVIA

目の圧力が異常に高くなる「緑内障」の検査には欠かせない診療器具です。こんな小さな器具ですが50万円ほどする恐ろしく高価な器具です。

誤って落としたりしようものなら院長の涙が止まらなくなると思われます。

動物病院は眼科、歯科、皮膚科、呼吸器科、循環器科、腫瘍科・・・・・・ もうオールマイティにこなさなければならないので、同じ規模なら実は人間の診療所の設備よりも何倍もお金がかかっていたりする場合があります。借金がぜんぜん減りません(涙)。

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