『耳鼻咽喉用ワイヤレスカメラ ME-16』

動物病院用 デジタル耳鏡 ワイヤレス

 RF(アールエフ)社のワイヤレス検耳鏡です。ワイヤレスの為、診察室のモニターに耳の中の様子を写して飼い主様に実際に見ていただくことが可能です。検耳鏡(けんじきょう)とは耳鼻科の先生が耳の奥をのぞく為の医療設備です。動物病院でも耳道の検査に無くてはならない設備です。

 フェレットに多いミミヒゼンダニ(ミミダニ)の動いているリアルタイムの動画をお見せするとオーナー様に素晴らしいインパクトを与えます。閲覧注意画像になってしまうのでここで掲載できませんが・・・。

 ワイヤレスの為、電波の問題か近距離でもノイズが入りやすいこととリチウムイオンバッテリーじゃないため、繰り返し充電していると1年も持たずに電力不足になってしまいます。メモリー効果とのことで、何度か放電、充電を繰り返すと充電量が回復するとの説明でしたが、あまり効果が無い印象です。電力が弱くなると電波が弱くなるのか、ノイズが入りやすくなる印象です。結局1年おきにメーカーメンテナンスで新品のバッテリーに交換してもらい8000円ほどかかるのが難点。

デジタルワイヤレス耳鏡 動物病院の診察室にてデジタルワイヤレス耳鏡 耳道内の映像

本体が約16万円ほどで、USB接続の受信機が15000円/台くらいです。

当院では受信機は各診察室のPCに接続されています。

 

追伸:2015年10月現在 キャンペーンを行っているようです。半額で購入できるならもう一台購入したいくらいですが、良くみると充電式ではなくACアダプタ式でした。厳密にはワイヤレスじゃないですよね。コードレスじゃないもの。こころもちACアダプタのケーブルがこっそり写っているだけなのは策略なのか、たまたまなのか。もしかしたら、同じような不満が多くてコードレス式が販売終了しているのだろうか。今度聞いてみます。

追伸2:2015年11月現在 コードレス以外の製品は製造していないそうです。バッテリーが製造中止になったとのこと。現在は、そのまま使い続けるかACコード式に変更するかどうかとのこと。ちなみに、ACコード式に改造するのに3万円かかるそうです。なんだかなぁ。結局、バッテリーが1分と持たなくなってしまったので、泣く泣く3万円払いました。

この商品の最大の売りであるコードレスではなくなってしまいました。非常に残念です。また、かなりACアダプターとそのコードが邪魔なため、ACアダプターは各診察室に1台購入しました。1台2500円です。

恩恵として、ノイズがほとんど入らなくなりました。ワイヤレスで使っていたとこは、電力が低下してくると結構ノイズが入っていましたので、ストレスが少なくなりました。それにしても5メートル近くあるコードが邪魔でしょうがない。

追伸3:2017年5月 突然電源が入らなくなって修理に出しました。一般的な修理は8000円に消費税のようです。原因の修理というよりは部品交換で直してるんでしょうか。ちなみに現在65,000円で本体が購入できるようになっているそうです。だいぶ安くなりました。新品購入もちらっと浮かびましたが、今回は8000円の修理で済ませました。

 

動物病院 耳鏡カメラ アールエフ

 使用頻度   高

お気に入り度 中(改善点多い)