『動物病院で使う麻酔時の気道チューブ ウサギ用V-gelなど』

V-Gel ウサギ用気道チューブ

先日、エキゾチックペット研究会の会報に紹介されていたウサギ用の気道チューブ『V-gel』を輸入してみました。

実際に数例に使用してみたところ、非常に安定した麻酔が実施できましたのでご紹介したいと思います。

ウサギ用の気道チューブ『V-gel』とは

この器具は大変素晴らしく、ウサギさんで困難な気管挿管を行わずに気管挿管したときとさほど変わらない使用感で麻酔管理することが出来ます。

使用法や解説についてはこちらのサイトをご覧ください。

ウサギ用に設計されているので、しっかりと根元まで挿入することで、呼吸モニターに反応が出たら正常な位置に設置されたことがわかります。

日本でもアコマ医科工業さんから購入できるようになりました。定価で猫用30000円、ウサギ用28000円のようなので、海外から輸入する手間を考えるとうれしいお知らせですね。

動物用気管内チューブ

動物病院 全身麻酔 気管チューブ

動物の全身麻酔時に気道を確保する方法として、マスク換気によるものと気道内チューブを用いた方法がありますが、呼吸の管理の安全面では可能な限り気管内チューブを使用することが望ましいです。

原則、人間で使用されているものがそのまま流用できますが、超大型犬などの場合は犬専用の特殊なサイズが必要となります。逆に生後2ヶ月未満の子猫や子犬、あるいはフェレットでは人間の新生児用のチューブが利用可のです。また、ウサギでは専用のv-gelという気道チューブを使用しています。
動物病院 麻酔 気管チューブ

人間用のものは細いものだと内径3mmのものから成人用に内径10mmまであるようですが、動物用ではなんと内径14mmのものもあります。セントバーナードやグレートデンなんかではこれでも細く感じます。上の画像のものが動物用です。

気管切開 麻酔 動物病院

他の形状のものとして、緊急の気管切開時に喉から挿管する気管切開チューブというものがありますが、出来れば使用したくない器具です。

蛇管スタンドを自作してみました

自作の蛇管スタンド

 これは何をするものかといいますと、麻酔器から出ている麻酔ガスを通すホースを蛇管(じゃかん)というのですが、それを固定するためのグッズです。小さな動物(フェレットやウサギなど)に蛇管を固定するときあると便利なグッズです。

参考にしたメーカー製のものは麻酔機器メーカーのアコマからフレックス蛇管吊りセットという商品名で発売されています。これ↓

アコマ 蛇管

 なぜ自作にいたったかということは後述するとしますが、ある程度DIY的な工具を持ていれば簡単に自作できちゃたりします。この装置の要(かなめ)である管の部分ですが、クーラントホースという商品名でモノタロウのサイトから購入可能です。

 アクリル板はある程度の厚みのものをホームセンターやネットショップで購入し、ドリルで穴を開けて加工します。このブログでも紹介している整形外科のドリルがあれば一発ですね(冗談です)。

 製作時間は慣れてしまえば1台30分で量産可能です(笑)。

 自作にいたった理由ですが、こちらの製作コスト。ある点を除けば材料費3000円で作ることができます。商品として購入すると1台25000円です。高いですね・・・。

 問題があるとするならば、このクーラントホースのパーツを繋いだり外したりするのに専用の工具が必要です。これが無いと作成不可。

 さすが専用工具だけあってこの目的だけに4200円。なんだかなぁ。

 

※こちらのブログの記事を大変参考にさせていただきました。ありがとうございます。

よっちゃんパパのきまぐれ日記

 

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