獣医師が猫捕獲器の使用方法を解説

猫 捕獲器

 主に外猫を捕まえるための捕獲器です。短い内容の記事なのですが、似たような情報がネット上に少ないのか当ブログのひそかな人気記事になっています。

捕獲機の使用目的

主にタオルやネットで捕獲することが困難な外猫が怪我や病気になっていたり、不妊手術をする目的で捕獲する場合に使用されます。自宅から脱走してしまった猫を捕まえるために使用する場合もあるようです。

行政によっては保健所や役所で貸し出してくれる場合もあります。

ネットで探すと、100円ショップで購入できる材料で見事に自作されている方もいるようですが、かなりしっかり作らないと興奮した猫ちゃんが暴れて 猫ちゃんも人間も大怪我をする危険性があると思いますので、素直に借りていただいた方が安全かと思います。

動物病院でも外猫(地域猫など)を治療する動物病院で貸し出している病院もあります。

ネットで購入することも可能です。使い方は大体同じような方式のものが多いです。基本的に動物に安全に作られています。アマゾンなどでリーズナブルなものもありますが、しっかりした国内製品を選んだ方が丈夫で動物にも安全で優しいです。

昔の害獣を捕まえるための捕獲機と違い外猫用の捕獲器ですので、安全性をかなり考慮した作りになっています。間違って挟まれてしまって事故が起きるようなことは無いと思いますが、設置したままで放置するようなことは決してしないでください。数時間おきに確認する必要があります。

捕獲機の使用方法

まず正面の落下式の扉をあけて、そこにストッパーの杭を差し入れて固定します。

この杭には鎖がつながっていて次の画像の踏み台に繋がっています。この踏み台より奥に猫ちゃんの好物の食餌をのせておき、猫ちゃんがこれを踏み込むとストッパーが引かれて扉が落ちてくる仕組みになっています。

扉自体はステンレス製なので軽量ですので挟まってけがをすることはないように作られています。

猫の捕獲器の使い方       捕獲器 外猫用

 

捕獲後動物病院に連れて行く際には、捕獲器の扉を針金や紐でしっかり止めていただき、捕獲器の下にペットシーツなどを敷いて、捕獲器全体を大きな布で風呂敷包みしてきていただくと猫ちゃんの興奮も最小限にできると思います。