あおぞら動物病院 院長コラム

ドライフードの開封後の保管方法

      2015/10/01


開封後のドライフード

ックフードやキャットフードを開封後にどのくらいで使い切っていますか?

我が家には4匹の猫がいますので、猫用の小分けのものですと一食1パック(スティック)で済んだり、長くても1週間程度で1袋を完食できます。

 封を空ける前の賞味期限は通常1年近くあります。窒素を充填してあるため、酸素と触れて酸化しないので風味も品質もそれほど変化しません。しかし、開封すると酸化がはじまりますのでできるだけ早く食べきったほうが良さそうです。

 以前、肝臓病に詳しい先生にお話をお伺った際に、肝酵素(ALTやASTなど)が高いのに無症状な患者さんの多くが、古いドライフードが原因ではないかとお話されていました。

 開封後の保管方法に注意しないと、目には見えませんがフードにカビが発生するそうです。そのカビに対してのアレルギーや、症状が出ないまでも肝臓に負担になっているのではないかとのお話でした。

 実際、元気なはずの若い犬猫の不妊手術前検査で、軽度の肝酵素の上昇が見られるケースが10%程度(当院では)発見されます。

 子犬や子猫の時期は、落ちている食べ物やゴミなどを口にしてしまうので、無症状の中毒のような状況が起こっているのかもしれませんが、体が小さい分フードの消費が遅いので古いフードを与えてしまっているということは無いでしょうか。

 では、実際にはどのような保管方法が良いのでしょうか?動物病院で取り扱いのある療法食メーカーのロイヤルカナンのホームページから引用させてもらいました。

ロイヤルカナン 療法食

<ドライ製品>
ロイヤルカナンの製品は、風味と品質を保つため、窒素充填包装を行っていますが、開封することで空気と触れ、風味が薄れていきます。最後までおいしく食べるには、1~1.5ヵ月程度で食べきれるパッケージサイズを、お買い求めいただくことをおすすめします。

保管方法:高温多湿を避け、直射日光のあたらない、なるべく冷暗所で保管してください。また開封後は、袋を密閉し、涼しく乾燥した所に保管してください。
冷蔵庫での保管の必要はありませんが、もし、冷蔵庫に保管される場合は冷蔵庫から出し室温に出した際に袋の内側に結露が生じることがあり、キブル(粒)が湿ってカビが生える恐れがあるので注意してください。

<缶・トレイ製品>
開封後は冷蔵庫に保管し、できるだけ24時間以内にご使用ください。

当院では、できるだけ1ヶ月以内に食べきるサイズを選んでいただき、開封後は密封容器に移し替えて冷蔵庫での保管をお勧めしています。わたしたちも、開封後1ヶ月したおせんべいやスナック菓子を食べませんよね。美味しくないですよねー。

 自分で食べてお腹を壊すのは自己責任ですが、かわいい動物達の食の安全についても一度考えてみてくださいね。


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