あおぞら動物病院 院長コラム

蚤(ノミ)がついてしまったら

   


ノミの寄生 この夏もたくさんのノミをつけたワンちゃん猫ちゃんが来院しました。ウサギさんにもついてた子がいましたよ。うさんぽでついたのでしょうか。

 連日の猛暑の影響か、今年はじめてノミを発見してちょっとしたパニックになって来院された方もいらっしゃいました。トリミングでトリマーさんに指摘されて来院されるケースもあります。ノミはペットだけでなく、人間の血液も吸血します。

ノミの吸血 動物病院でのノミ駆除

 ノミの見つけ方です。ノミ自体は一番上の画像のようにかなり小さいのですが、1~2mmとなんとか肉眼で確認できる大きさです。ピョンピョン飛び跳ねているイメージがあると思いますが、実際には光を嫌って毛の間を逃げてしまいますので、はなかなか発見することが難しいかもしれません。

 ノミの成虫を発見するよりずっと簡単な方法が、ノミの糞を見つける方法です。動物の尾の付け根の腰のあたりの毛をかき分けてみてください。黒い砂粒のようなものがついていないでしょうか。

 水で湿らせたコットンやティッシュでつぶしてみて茶色~赤色ににじむようでしたら、血液を含んだノミの糞です。お外でついた砂の場合はつぶそうと思ってもつぶれませんので見分けがつきます。

ノミの糞 見分け方

 ノミの糞が確認されたら、お部屋の中もノミで汚染されている可能性が高いです。ノミは吸血後36~48時間以内に産卵をはじめて、一日20個以上の卵を産むことが確認されています。お部屋の中から卵を検出することは専門業者でない限りかなり困難と思われます。

当院がおすすめする対処法ですが、

1.ペットのノミを駆除する。

   ・・・背中に垂らすスポットタイプ(24~48時間で駆除)か、経口駆除薬(4時間で駆除)。

      シャンプーで体についたノミの卵を洗い流す。

2.市販のバルサン等のノミにも効果のある殺虫剤でお家全体を空間駆除。その後掃除機をしっかりかける。

   ・・・ノミの卵とサナギには効果が弱いため、2週間後にもう一度行うのがベストです。

3.熱湯消毒が可能なペットの寝床やキャリーバック等は、バスダブで60℃以上のシャワーや熱湯で消毒。

 

 また、ノミが媒介する瓜実条虫(うりざねじょうちゅう;通称サナダムシ)という寄生虫の感染も同時に発生するケースが多くみられます。ノミを駆除して安心していると数か月後にウンチに白い動く虫がついていたらそれが寄生虫の一部です。

瓜実条虫 ノミ 動物病院

 

なんだかとっても大変なことになってしまいますが、草むらに入らないようにしていても気が付いたらノミに寄生されているケースが夏から秋にかけて多発します。お散歩に出かける前に、今月のノミダニ予防を忘れていないかチェックしましょう。

 

 

 


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