タカゾノ 分包機 パックメイトHalf EXとPACKMATE Stala21S

動物病院での薬の分包 

 分包機(ぶんぽうき)とは、1回分のお薬を一袋づつに分けて包む機械です。人間の薬局ではこの機械が何台もありますが、価格やスペースの問題で動物病院では1台程度の施設が多いと思います。

このジャンルの主流メーカーとしてはタカゾノの他にユヤマとトーショーがあります。当院では現在1度に45分包可能な分包機をメインで使用していますが、薬の処方に時間がかかってしまいオーナー様をお待たせしてしまているので、無理矢理スペースを作って、21分包の小型分包機PACKMATE Stala21Sを導入しました。

パックメイトHalf EX

動物病院で使う薬の分包機

こちらがメインで使っているタカゾノ製のパックメイトHalf EXです。高園産業からタカゾノに社名が変わったそうです。45包分封できる装置です。結構大きいです。開院時は価格の問題で、リーズナブルな21分包できる装置(人間の一日3回7日分が包みやすい)を購入しましたが、薬の処方日数が数週間分になってくると非常に効率が悪いので、現在では45包を一度にセットできる装置にバージョンアップしています。

といっても、中古で購入した装置なので、かなり旧式で、いつ壊れても不思議じゃない設備ですが動物病院では一日中稼動しています。古い装置なので分包紙のロールのセットが非常にややこしく、当院の分包紙職人(笑)が行わないと、機嫌を損ねてしまうなかなか扱いづらい機械です。

PACKMATE Stala21S

動物病院 薬の分包
分包紙が切れた時の紙の交換は非常に煩わしいのですが、この PACKMATE Stala21Sは1度レクチャーをうければほとんどのスタッフが使えるようになるくらい簡単です。やはり新しいものはどんどん無駄が省かれているようです。

当院の分包機は錠剤は均等に袋分けしてくれるのですが、粉のお薬は機械で仕分けできずスタッフがヘラを使ってお薬を均等に振り分けるテクニックが必要になります。最近の装置ではこの粉薬の自動仕分けまで可能になっているそうです。新しいの欲しいです。

今後も質を落とさずに時間の無駄の少ないサービスがご提供できる動物病院であるようにスタッフ一同努力してまいります。

ちなみに初代の分包機はヤフーオークションで購入したのですが、数年活躍してくれたのち、友人の動物病院にもらわれていきました。